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臨床研究で判定精度95.0%を報告した音声解析技術を活用。認知機能の変化に気づく機会を、より身近に

株式会社スマートスタート(東京都千代田区)は、声の特徴をAIで分析し、認知機能の状態をチェックできる新サービス「Brain Compass(ブレインコンパス)」を、2026年10月1日より提供開始しました。

Brain Compassは、普段使っているLINEから、約3分で認知機能の状態を確認できるサービスです。専用機器や新たなアプリのインストールは不要。画面の案内に沿って声を出すだけで、AIが話すテンポや声の抑揚、間の取り方などを分析し、結果をスコアで可視化します。

本サービスの認知機能の判定には、株式会社ExaMDが提供する音声AI「CogniTalk」を採用しています。関連する臨床研究では、音声を活用したAIモデルによる認知機能低下の判定において、95.0%の正解率が報告されています。

また、Brain Compassは東京都立川市の認知症普及啓発・健康づくりの取り組みにも採用され、市民向けの認知機能チェックサービスとして活用されています。

これまで専門的な検査として捉えられがちだった認知機能のチェックを、日常生活の中で気軽に取り組める健康習慣へと変えていくことを目指します。

サービスサイト(外部サイトが新しいタブで開きます)

開発背景|認知機能の変化に気づく機会を、日常生活の中に

高齢化が進む日本では、認知症や認知機能の低下への関心が高まっています。厚生労働省の研究によると、2022年時点で65歳以上の認知症の人は約443万人、軽度認知障害(MCI)の人は約559万人と推計されています。

一方、「最近、人の名前が思い出せない」「以前より物忘れが増えた気がする」と感じても、医療機関を受診するほどではないと考え、そのままにしてしまう人も少なくありません。

認知機能の変化に早く気づくためには、特別な機会に検査を受けるだけでなく、普段から自分の状態に関心を持ち、継続的に確認できる環境が重要です。

スマートスタートでは、これまで認知運動トレーニングシステム「REAXION」を通じて、反応速度や判断力、記憶力などの測定・トレーニングに取り組んできました。その中で、より多くの人が、場所や機器の制約を受けずに認知機能を確認できる仕組みの必要性に着目。スマートフォンと声を活用した新たな認知機能チェックサービス「Brain Compass」の提供を開始しました。

特徴1|LINEで約3分。専用機器もアプリのインストールも不要

Brain Compassは、LINEの公式アカウントを友だち追加することで利用できます。画面の案内に沿って質問に声で答えるだけで、測定から結果の確認まで行えます。

複雑な操作や筆記テスト、特別な機器を必要とせず、スマートフォンから手軽に利用できる点が大きな特徴です。

特徴2|AIが声の特徴を分析し、認知機能の状態を可視化

Brain Compassでは、株式会社ExaMDが提供する音声AI「CogniTalk」を利用し、会話の内容そのものではなく、声に含まれる特徴をAIが分析します。具体的には、話し始めるまでの時間、声の抑揚、会話中の間の長さ、話すテンポなど、複数の音声情報を組み合わせて認知機能の状態を評価します。

測定結果は10点満点の総合スコアとして表示されるほか、「声のはり」「声の安定感」「声の抑揚」「話すテンポ」「言葉の出やすさ」の5つの指標から、自分の声の特徴を確認できます。

特徴3|月1回の測定で、認知機能の変化を継続的にチェック

認知機能の状態を一度きりの測定で終わらせず、定期的に確認できることもBrain Compassの特徴です。月1回の測定を推奨しており、過去の結果と比較することで、スコアの推移や声の状態の変化を確認できます。

また、結果に応じた日常生活での行動提案や健康づくりに役立つ情報も提供し、継続的な健康管理をサポートします。

技術的背景|臨床研究に裏付けられた音声AI技術を採用

Brain Compassの認知機能の判定には、株式会社ExaMDが提供する音声AI「CogniTalk(コグニトーク)」を採用しています。CogniTalkは、会話の内容そのものではなく、声の抑揚や話すテンポ、間の取り方などの音声特徴をAIで分析し、認知機能の状態を評価する技術です。

関連する臨床研究では、昭和大学(現・昭和医科大学)などの研究チームが、263名の患者の音声データを用いてAIモデルを開発。学習に使用していない別の20名の音声データによる評価で、認知機能低下の判定正解率95.0%、感度87.5%、特異度100%を報告しました。この研究成果は、2025年6月に国際学術誌「PLOS ONE」に掲載されています。

※上記の精度は論文で検証されたAIモデルの研究条件下での結果であり、Brain Compassで使用するCogniTalkの10段階評価について、同等の精度を保証するものではありません。また、Brain Compassは医療機器ではなく、認知症などの疾患を診断するサービスではありません。

【参考論文】Kuroda T, et al. (2025). "Utility of artificial intelligence-based conversation voice analysis for detecting cognitive decline." PLOS ONE.

論文を読む(PLOS ONE)(外部サイトが新しいタブで開きます)

自治体での活用|立川市の認知症普及啓発事業に採用

Brain Compassは、東京都立川市が取り組む認知症の普及啓発・健康づくりの一環として採用され、市民向けの認知機能チェックサービスとして活用されています。

立川市では「LINEでわかる脳の健康チェック」として、Brain Compassを市民に無料で提供。利用者は自宅からLINEを通じて声を録音し、AIによる音声分析で認知機能の状態を確認できます。また、測定結果が気になる方に対しては、立川市が実施する「認知症サポート検診」を案内するなど、認知機能の変化への気づきから、必要に応じた相談・検診につなげる取り組みが行われています。

当社では、こうした自治体との取り組みを通じて、認知機能チェックをより身近なものにし、地域住民の健康づくりや認知症に関する啓発活動に貢献してまいります。

立川市公式サイト「LINEでわかる脳の健康チェック」(外部サイトが新しいタブで開きます)

想定する活用シーン

Brain Compassは、個人の健康管理に加え、企業や自治体、介護・福祉分野での活用を想定しています。

個人の健康管理
物忘れや認知機能の変化が気になり始めた方が、自宅から手軽にチェックすることで、自分自身の状態を知るきっかけを提供します。
自治体の健康増進・介護予防事業
住民向けの認知機能チェックや健康増進事業などに活用し、認知機能の変化への気づきや健康づくりへの参加を促します。
企業の健康経営
従業員の健康意識向上や、認知機能に関するセルフチェックの機会としての活用を目指します。
高齢者施設・介護事業所
利用者の定期的な健康チェックの一環として活用し、日々の状態に関心を持つ機会を提供します。

今後の展開|「測定」から「健康行動」へ

スマートスタートは、Brain Compassを通じて、認知機能チェックを誰もが日常的に取り組める健康習慣として普及させていくことを目指します。今後は個人向けサービスの提供に加え、自治体の健康増進事業や介護予防事業、企業の健康経営などへの展開を進めてまいります。

また、当社が展開する認知運動トレーニングシステム「REAXION」との連携も視野に入れ、認知機能の測定・可視化から、日常的な健康行動やトレーニングまでを支援するサービスの充実に取り組んでまいります。

サービス概要

サービス名
Brain Compass(ブレインコンパス)
提供開始日
2026年10月1日
提供企業
株式会社スマートスタート
サービス内容
音声AIを活用した認知機能チェックサービス
採用技術
株式会社ExaMD「CogniTalk」
測定時間
約3分
利用方法
LINE公式アカウントを友だち追加して利用
サービスURL
https://braincompass.net/

※本サービスは医療機器ではなく、認知症などの疾患を診断するものではありません。

株式会社スマートスタートについて

株式会社スマートスタートは、人の認知・身体・行動をデータ化し、測定・分析・改善を通じて健康とパフォーマンスの向上を支援する企業です。認知運動トレーニングシステム「REAXION」をはじめ、認知機能・身体機能の測定、データ分析、システム開発などを展開しています。

会社名
株式会社スマートスタート
所在地
東京都千代田区飯田橋1-5-6 協和西ビル2階
会社URL
https://smasta.co.jp/

本件に関するお問い合わせ

お問い合わせ先
株式会社スマートスタート
TEL
03-3556-9988
E-mail
info@smasta.co.jp

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